
―旅行会社出身ママが教える“忘れ物ゼロ”準備術―
「オムツ、何枚持っていけばいいんだろう?」
「着替えは?離乳食は?おもちゃは?……カバンが閉まらない!」
赤ちゃんや小さな子どもとの旅行は、ワクワクよりも“準備のドキドキ”が先に来るものですよね。
旅行会社で12年間働いていた私も、長男が生まれて初めての家族旅行では、まさかの哺乳瓶忘れで大慌て。
以来、「どうすれば“忘れ物ゼロ”で、気持ちに余裕を持てるか」を追求してきました。
このガイドでは、赤ちゃん・幼児連れ旅行で「これだけあれば大丈夫!」というリストと、荷物を減らすコツを、旅行会社+ママ視点でわかりやすく紹介します。
最後に無料ダウンロードできる「チェックリストPDF」もご用意していますので、準備の前に、ぜひスマホに保存して使ってくださいね📱
🧭 出発前に知っておきたい「準備の落とし穴」
子連れ旅行の荷物が多くなるのは、実は“性格”のせいではありません。
理由は3つあります。
- 「不安」:足りなかったら困るから、とりあえず全部持つ
- 「想定外」:旅先の天気・体調・設備に備えようとする
- 「念のため」:使わなくてもいいから安心したい
……結果、バッグが3つ、ベビーカーが1台、両手がふさがる旅に。
私もかつて「赤ちゃん1人なのに、なぜ大人2人分より多いの!?」と思っていました。
晴子の小言
でも、実際に200回以上の家族旅行を重ねて気づいたのは、「全部持つ」より「持たない勇気」こそが快適の鍵ということ。
👶 赤ちゃん&幼児連れ旅行の基本持ち物リスト(保存版)
👕 衣類・着替え
| アイテム | 晴子のリアルメモ |
|---|---|
| 肌着・パジャマ | 夜用は薄手+上着で温度調整。宿の空調は大人基準で少し寒め。 |
| スタイ・ガーゼ | 枚数は「日数+2枚」が安心ライン。 |
| 帽子 | 日差し・冷房対策どちらにも必須。 |
🧺 コツ:洗濯機付き宿なら、1日分減らしてOK。
🍼 食事・ミルク関連
| アイテム | 晴子のリアルメモ |
|---|---|
| 哺乳瓶・粉ミルク | 湯冷ましはペットボトルで持参。洗浄グッズは宿のコップ活用で代用可。 |
| 離乳食・おやつ | 市販パウチ×2/日+お気に入り菓子を。 |
| 食事エプロン | 使い捨てタイプが片付けラク。 |
🍽️ 晴子の失敗談:「おやつ忘れ」はグズりの原因No.1!
💧 おむつ・衛生用品
| アイテム | 晴子のリアルメモ |
|---|---|
| おむつ | 「日数×5枚+予備3枚」が目安。 |
| おしりふき | 1パックで2泊OK。乾燥防止にチャック袋へ。 |
| 消臭袋・ジップ袋 | 宿や車内でのゴミ処理に超便利。 |
💡 ポイント:使用済みおむつは二重袋にして臭いストレスを回避。
🛁 お風呂・ケア用品
| アイテム | 晴子のリアルメモ |
|---|---|
| ベビーソープ・保湿クリーム | 普段使い慣れた香りが落ち着きます。 |
| 体温計・爪切り | 夜に熱を出すのは「あるある」。軽量のものを常備。 |
🚗 移動・宿泊関連
| アイテム | 晴子のリアルメモ |
|---|---|
| 抱っこひも/ベビーカー | コンパクトタイプが◎。空港・駅で預けやすい。 |
| おもちゃ・絵本 | 「眠るスイッチ」はいつものぬいぐるみ。 |
| ナイトライト | 部屋が暗いと夜泣きの原因になることも。 |
「赤ちゃん&幼児連れ旅行 持ち物リストPDF」
スマホでも印刷でも使えます ※ダウンロードはこちらから
🧺 持ち物を減らす5つのプロ技
旅行会社時代、“お客様の荷物が1/3になるプラン”を作っていた私が、家族旅行で実践している「減らすコツ」を5つ紹介します。
① 宿の「貸出リスト」を必ずチェック!
多くの宿泊施設には、無料レンタル品があるのをご存じですか?
-
ベビーベッド
-
ベビーバス
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おむつ用ゴミ箱
-
哺乳瓶洗浄グッズ
🌟 事前に電話で確認するだけで、荷物が約3kg減!
旅行会社勤務時代、私は「備品で差が出る宿」を数百軒見てきました。
いい宿は、“持ってこなくていい”設備がしっかり整っています!
② 「1日1袋パッキング法」で迷わない
朝に「今日はどれを着せよう?」と迷う時間がゼロになります。
出発前に、1日分ずつジップ袋で仕分けしておくのが晴子流。
1袋の中に、「肌着+服+スタイ+靴下」をまとめておくと、そのまま取り出すだけで着替え完了。
- パジャマ用袋も1セットにしておくと夜もスムーズ
- 「使用後袋」も用意しておくと帰り支度がラク
子どもが袋から自分で選ぶ姿が、ちょっと成長を感じる瞬間です🧡
③ 圧縮袋は“やりすぎない”
圧縮袋は確かに便利ですが、やりすぎると再パッキングが大変。
目的地で広げたときに「シワシワでテンションが下がる…」という声も多いです。
私のおすすめは、「家族全員で2枚まで」。
かさばるタオルや大人の服だけを圧縮して、子どもの服はそのまま。
“旅の準備は、手間が少ないほど当日がうまくいく”が私のモットーです。
④ 現地調達を「想定内」にする
荷物を減らす最大のコツは、「現地で買えるものは買う」前提にすること。
全国どこに行っても、いまはコンビニ・ドラッグストア・ベビー用品店があります。
持参しなくてもいい代表アイテムはコチラ👇
| 現地調達できるもの | 理由 |
|---|---|
| おむつ(小パック) | 荷物を大幅削減、現地処分で帰りも軽い |
| ミルク(スティック) | コンビニで調達可。常温対応タイプが便利 |
| おやつ・飲料 | 地元限定の味で「小さな体験」もプラス |
「足りなかったらどうしよう」より「現地で買える安心」を選ぶ🏪
⑤ 親の荷物は“7割ルール”
子ども中心の旅では、「大人の服」は7割で十分です。
- ワンピース:1枚
- Tシャツ:2枚
- パンツ:1枚
- カーディガン:1枚
これだけあれば、2泊3日も余裕。
ママの荷物が減ると、心の余裕が生まれます。
「荷物を減らす=余白を増やす」ことだと思っています🌿
🚗 交通手段別チェックポイント
旅行会社勤務時代、“お客様トラブルの6割”は移動中でした。
だからこそ、「交通手段別の準備」は最重要なんです。
🚙 車移動編:休憩リズムがカギ
| チェック項目 | 晴子のワンポイント |
|---|---|
| チャイルドシート | 子どもが眠っても首が安定する角度を調整 |
| おやつ&おもちゃ | サイドポケットにセット。「出しやすい」が最重要 |
| 休憩ポイント | 1〜1.5時間ごとにトイレ+気分転換ストップ |
小さな寄り道が、子どもの旅の思い出になります⛽
🚄 電車・新幹線編:静かな環境を確保
-
多目的室・授乳スペースを事前チェック
-
予約時は「車両端」または「グリーン車の端席」がおすすめ
-
おもちゃ・絵本は“静か遊び”を2種類まで
「通路側に親・窓側に子ども」が座席の基本配置💬
✈️ 飛行機編:耳抜きと時間調整がカギ
| シーン | 準備のコツ |
|---|---|
| 搭乗口 | ベビーカー預け手順をカウンターで確認 |
| 離陸・着陸 | 授乳・ミルク・おしゃぶりで耳抜き対策 |
| 機内 | おむつ替え台つきトイレの位置をチェック |
離陸直前に寝かしつけるより、“上昇後5分”が寝入りのゴールデンタイム。
💡 晴子のワンアドバイス
「完璧な移動」より「笑ってたどり着けること」がいちばん。
晴子の小言
泣いてもOK。焦らなくて大丈夫。
どんな移動でも、親の笑顔がいちばんの安心材料になります😊
🧩 トラブル回避の「晴子式」ミニノート
旅行会社で何千件もの“トラブル報告”を見てきた私。
実際にママとして体験して、「事前に知っていれば防げた」ケースをまとめました。
| シーン | よくあるトラブル | 晴子のリアル対処法 |
|---|---|---|
| 🌙 夜泣き | 隣室に気を遣って寝不足 | フロントで「端部屋」or「角部屋」をリクエスト。音が漏れにくい。 |
| 🍽️ 食事 | 子どもが飽きて食べない | お気に入りスプーン+“ちょっと特別”なおやつを持参。 |
| 🤒 体調 | 発熱・便秘・夜泣き | 体温計・解熱シート・ベビードリンク常備。無理せず早めに医療機関へ。 |
| ☔ 天候 | 雨で予定が崩れる | 「キッズルーム付き宿」「屋内プール」「水族館」など“天候保険”を旅程に。 |
| 🧳 帰宅後 | 片付けが大変 | “使用後袋”を分けておけば、帰宅後そのまま洗濯カゴへ。 |
事前に「こうなったらこうする」を決めておくと、当日焦らず行動できます。
🕒 出発3日前〜当日までの準備タイムライン
「前日の夜、何をすれば安心?」という声が多いので、実際に私がいつも使っている準備スケジュールを公開します。
| 日程 | やること | 晴子のコツ |
|---|---|---|
| 3日前 | 荷物リスト作成・洗濯・宿のレンタル品確認 | ベビーベッド・加湿器・ベビーバスなどを電話でチェック。 |
| 2日前 | ミルク・おやつ補充/おもちゃ充電/天気確認 | 晴雨どちらでもOKなプランを2案用意しておく。 |
| 前日 | 衣類を1日分ずつ袋詰め/冷凍おやつ仕込み | 出発1時間前でも慌てない“完成パッキング”を。 |
| 当日朝 | チェックリスト最終確認/体温測定 | 出発前に「忘れ物ゼロシート」で最終チェック! |
☀️ 晴子のメモ
「完璧な準備」はいらない。
大切なのは“心の余裕”を残して出発すること。
晴子の小言
朝の1時間をゆるく過ごせたら、その旅はもう成功です🌷
🌈 まとめ:完璧じゃなくていい、“笑って帰れる旅”を
赤ちゃん連れの旅行は、うまくいかないことのほうが多いかもしれません。
でも、それでいいんです。
- おむつを忘れても、現地で買える
- 子どもが泣いても、誰かが笑顔を向けてくれる
- 予定がずれても、それが思い出になる
私自身も、失敗を重ねて「子連れ旅の仕組み」を作りました。
このブログ「選択びより」は、“不安な準備を、笑顔の出発に変える”そんな思いで、これからも実体験をもとに発信を続けます。
どうかあなたの旅が、焦らず、無理せず、家族みんな笑って帰れる時間になりますように。🌿
📥 チェックリストを無料ダウンロード!
✅ 「赤ちゃん&幼児連れ旅行 持ち物リスト」PDF版
スマホでも印刷でもOK。家族旅行前にぜひご活用ください。
このチェックリストは生後6か月〜3歳ごろの赤ちゃん・幼児連れ旅行を想定しています
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この記事を書いた人

元旅行会社プランナー × 2児のママ旅ライター
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旅行会社勤務:12年間(年間150件以上のツアー企画・手配を担当)
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家族旅行実績:200回以上・宿泊先100軒超
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好きな旅スタイル:温泉・ご当地食べ歩き・のんびり系
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モットー:「無理せず、荷物少なめ、家族みんな笑顔で」
今日も、あなたの旅支度が少しでもラクになりますように🌷
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